
年金相談で一番やるせないのは、女性相談者の涙。
立場こそ違え、相談を受ける私と相談する女性は、同じ女性であることに変わりがないからです。
目に涙を一杯ためてお話しされる内容を整理しながら、とっても気の毒だけど条文の解釈で救えないと伝える哀しみは何度味わっても後味が悪いものです。
よくある誤解が、妻が受給できる「遺族厚生年金」や「振替加算」です。年金は実態で判断なので、法律婚が必ずしも万能ではありません。事実婚でも遺族厚生年金を受給できるときがあるし、法律婚でも振替加算が加算されないこともあるのです。
一口に別居といっても30年以上別居など長さは様々。別居のリスクも事前に調べておく必要がありそうです。後で慌てないためにも・・

2008年度の統計によれば、日本の総人口(1億2769人)に占める、65歳以上の高齢者人口(2822万人)は22.1%、5人に1人が高齢者です(高齢者白書)。
今後も総人口は減少し高齢者は増え、2055年度には5人に2人が高齢者になると予測しています。
高齢化が進む中、ひとり暮らしの高齢者の増加が予想されるそうです。平均寿命と夫婦の年齢差から、女性のひとり暮らしの増加が考えられます。
一般的に自分の年金が少ない女性の場合、ひとり暮らしの生活の豊かさは、夫の遺族年金額次第です。
「誰」と結婚より、結婚相手が加入した「年金」で、女性の生涯収入が変わるしくみ。ちょっと寂しい現実のお話です。
高齢者1人を支えるために必要な現役者 |
年 |
1960年 |
2005年 |
2055年 |
現役者※ |
11.2人 |
3.3人 |
1.3人 |
※現役者・15歳から64歳の生産年齢者 |
2009.11.1 |